WBCCI(ワーリー・バイアム・キャラバン・クラブ)

年に一度、アメリカの独立記念日をはさんで行われる、インターナショナル・ラリー。
3000台を越すエアストリームが集まってくる。ラリー開催地は「シルバーシティ」と呼ばれる。





大戦後間もない1951年。

銀色の輝きを再び取り戻そうとしたワーリーは、50人のエアストリーマーたちを連れて、 カリフォルニアから中央アメリカへ旅をする。もちろん道路の整備が行き届いていない時代。 行程は困難を強いられ、キャンプ地探しも、地元の人たちとの交渉から始まる。
この時に発足したのがワーリー・バイアムキャラバン隊。後に「ワーリー・バイアム・キャラバン・クラブ(WBCC)」となる。



WBCCの行動範囲は、その後も広がり続け、

アメリカ大陸ばかりでなく、ヨーロッパやアフリカにまでおよぶ。

このように国際的な組織となったWBCCは、WBCCI(インターナショナル)と名称を変更する。 入会資格はエアストリームユーザー、あるいは予備軍。興味のある人も賛助会員として登録された。

各地に支部ができ、さらに同好の者が集まって、数々の種類のクラブができあがった。



1958年、

WBCCIのメンバーが一堂に会する「インターナショナル・ラリー」がアーカンソー州のブルショールズで行われた。WBCCIにとっては、これが初めてのラリーだった。

全米から約3000台のエアストリームが集まり、ラリーは大盛況のうちに幕を閉じる。もちろん、ただ集まるだけではこうはいかない。開催地には数週間前から先発隊が入り、駐車場の割り振りから、地元の警察への応援要請などが行われる。もちろん、各地のクラブから、要所要所に交通案内担当が出される。ラリー開催日にスムーズにエアストリームが現地に入れるよう、入念な準備が行われるのだ。



毎年、独立記念日(ワーリーの誕生日でもある)の7月4日をはさんでおこなわれるこのラリー。開催地は異なるが、用意や準備の仕方は同じ。今でも、そのやり方は変わらない。

それは、エアストリーマーたちが集まるために、近隣の住民に迷惑をかけてはならないため。スムーズに駐車場に入れて初めて、 1年ぶりの再会を祝うのだ。エアストリーマーは、迷惑な存在となることを、徹底的に嫌う。



WBCCIとは?

エアーストリーム社のトレーラーやモーターホームのオーナーをメンバーとするワーリー・バイアム・ キャラバン・クラブ・インターナショナル(WBCCI)は、世界でもっとも規模の大きなRVクラブだ。 その歴史は古く1955年に発足、現在およそメンバーは1万7千人を数え、アメリカ、カナダ、メキシコはもとより、 世界各国にメンバーを持っている。

参加資格は、エアーストリームのオーナーであることが第1条件で、年齢、国籍等は一切問わない。 メンバーにはキャンパーの模範となるよう努めることはもちろん、人種や宗教、皮膚の色といった差別なく世界中の人とふれあい、 お互いを理解し、交流に力を入れることが求められている。

クラブの創始者はエアーストリーム社のトレーラーの生みの親でもあり、オーナーでもあった、ワーリー・バイアムで、 彼の名前はクラブ名にも付けられている。




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